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難聴は若い世代に影響を与えてしまいます。

米国・Archives of Pediatrics and Adolescent Medicineのレポートに

「10代の若者がライブに行ったり、狩猟旅行に行って1日銃撃を聞いたりする場合など、短い時間でも非常に大きな騒音で、難聴が発生する可能性がある。難聴は、10代の若者が数週間または数か月にわたってイヤホンで長時間、大音量の音楽を聴く場合などでも発生することもある。」

と書かれています。

このレポートは約10年前に発行されましたが、今でも当てはまる事です。

日本でも、皆さん、バスや電車の中でイヤホンを長時間使用しています。

青年期の調査に関する最近の報告をみると、12〜17歳の生徒の4人に3人が学校で、生徒の46.5%が日常的に大きな音にさらされています。

調査に回答した学生の大多数(85.9%)は、授業中または騒音にさらされた活動中に聴覚保護が行われなかったと報告しました。

3分の1未満(29.6%)が、騒がしい活動中に聴覚を保護する方法を教えられたと報告しました。

(Eichwald and Scinicariello、2020)

聴覚は、年齢とともに起きる加齢性難聴のリスクがある方だけではありません。

難聴は若い人にも影響を及ぼし、研究によると難聴の有病率は上昇しています。

難聴は年齢の若い人に、頻繁に影響を及ぼしています。

NBC Newsによると、2010年代の10代の難聴率は、1980年代と1990年代の10代の若者と比較して約30%上昇していると報告されています。(Shargorodsky et al 2020)

この報告で、一番心配されることは、若い人々が

「聴覚について考える必要はない」

と思うことが多く、高齢者に比べ、難聴の兆候が出始たとしても、すぐに、耳鼻科に行かないことです。

若年層の難聴の最も一般的な原因

この傾向を牽引しているのは何でしょうか?

最も一般的な危険は、当たり前のように、人々が長時間使用し、より大きい音量で聞いているイヤホンです。

また、イヤホンは耳穴の内側に直接収まるため、スピーカーと鼓膜の間の距離が短くなり、聴覚に関する問題が発生する可能性が高くなります。

難聴が若者に与える影響

耳の神経細胞と接続が損傷すると、その損傷を元に戻すことはできません。

それは、治癒せず、聴覚障害を管理するだけの様々な方法によってのみ管理を行います。

したがって、若い方が発症してしまった場合、生活の中で難聴と人生を過ごす期間が長くなります。

さらに、ほとんどの10代の若者はまだ教育の真っ只中にあり、難聴のある生活の中、学業に集中して専念し続けることがより困難になる可能性があります。

音楽を大量に聴くと、若者は耳鳴りのリスクが高くなります。

耳鳴りは、皆さんもどのようなものか、知っている状態かと思いますが実際に体験される音は、キーン・ジーという音、口笛、さらにはカチッという音など、様々なパターンをとることがあります。

若年者における難聴の有病率と戦う方法

私たち池田補聴器は、きこえでお困りの方を補聴器でサポートするだけではなく、『きこえを補う』『きこえをいたわる』『きこえを楽しむ』といったテーマでお客様のお役に立ちたいと目指しております。

『きこえをいたわる』ということを実践するには、若年層のときから行うべきです。

今すぐに始められる方法として、

イヤホンの音量を中程度または低いレベルに保ち、イヤホンを装着する時間を制限することは、簡単です。

コンサート、スポーツイベント、またはその他の騒々しいイベントに参加するときは、スピーカーから適度な距離を置き、耳栓を使用して大きな音から耳を守ることを検討してください。

難聴に気づいた場合は、将来の損失を抑えるために、できるだけ早く耳鼻科を受診することが重要です。

池田補聴器の願いは、一人でも多くの方に、新しい「きこえ」の歓びをお届けしたいということです。

補聴器以外のこと、きこえに関すること、お悩みのこと、お気軽に、池田補聴器へご相談ください。

 

池田補聴器では耳をいたわるアイテムも取り揃えています。 – 池田補聴器 (ikedahearinggear.com)

 

参照:Eichwald J, Scinicariello F. Survey of Teen Noise Exposure and Efforts to Protect Hearing at School — United States, 2020.MMWR Morb Mortal Wkly Rep 2020;69:1822-1826.

モレノMA、フルトナーF、リバラFP.小児および青年の難聴を予防する。Arch Pediatr Adolesc Med.2011;165(12):1141.DOI:10.1001/archpedi.165.12.1141

Shargorodsky J, Curhan SG, Curhan GC, Eavey R. 米国の青年における難聴の有病率の変化。 ジャマ。2010;304(7):772-778.DOI:10.1016/j.yped.2010.12.008