補聴器を効果的にご使用頂くためには、きこえのアフターケアがとても大切です。
メガネとは違って、大抵は難聴の兆しがあった時点ですぐに補聴器を購入する人は多くありません。
難聴は何年もかけて次第に進行して行くので、すぐには気付かないのが普通です。
テレビの音量を少し大きくしたり、相手に聞き返して話をもう一度言って貰ったり、ご家族などから指摘されて補聴器を検討される方が多いです。
少しずつ聞こえにくくなってきた間に、脳が受け取る情報も以前に比べて減少していることにあります。
長年の間に脳は聞き取れる音に集中することを学び、聞き逃すようになった音に以前は割り当てられていた神経経路を別の仕事に割り当て直している可能性が大いにあります。
補聴器によって聞き逃していた音が再び聞こえるようになったら、こうした“新しい”音を適切に処理出来るように脳を再訓練する必要があります。
「身体の一部」と言えるように、お客様の生活スタイルに合わせて、適切な装用練習とメンテナンスは欠かせません。
補聴器は、お渡し時の調整で、購入した方の全員がすぐに満足ゆくとは限りません。
補聴器をつけて聞こえる様になるには、練習が必要です。焦らずじっくりと始めましょう。
さまざまな生活環境できこえ具合をご確認頂き、調整を行うことが重要です。
当社では、お客様の調整後のフォローをじっくりと行いますので、ご購入後もぜひ、きこえ具合をお教えください。
池田補聴器では、定期的な聴力測定で補聴器の調整が適切かどうか確認しています。
測定を元に補聴器の各周波数の感度が適切なのか判断しています。
補聴器の調整に関しての費用は頂いておりません(修理は除く)ので、何かお気づきの点がございましたらお早めにご相談ください。