自宅であろうと耳鼻科や補聴器専門店であろうと、本人やご家族の方の聞こえの具合を調べる方法は複数あります。
聞こえづらさを調べるために使用されている一般的なテストをご紹介いたします。
自宅で実行できるセルフチェック
一般的に、これらのチェックは「スクリーニング」のカテゴリーに分類され、より徹底的な検査が必要かどうかを判断するための準備段階です。
次のような難聴の兆候である可能性の場合は、必ず耳鼻科で検査を受けましょう!
✔目覚ましや電子機器の音量を上げないと分かりづらい。
✔電話がかかってきても頻繁に気付けないことがある。
✔常に話し相手に言ったこと聞き返してしまう。
また、片耳を手で覆って、テレビや会話を左右交互に聴いてみたり、ボリュームを上下してみて、単語を聞いたりすることでもチェック出来ます。
最近では、ヘッドフォンを使う、スマートフォンのアプリもいくつかあります。
医師による診察
耳鼻科に行き、難聴について受診すると、医師は、症状の問診や耳鏡で外耳道を調べて聴覚障害の明らかな原因を特定するための診察を行います。診察は、耳の感染症、耳垢の蓄積、および外耳道内の構造異常など様々なことを診察します。
オージオメーターによる聴力検査
聴力を検査する機械のことをオージオメーターと言います。
聴力検査のデータをオージオグラムと呼びます。
オージオメーターでの検査は、ヘッドフォンを装着して様々な周波数の音、大きさを検査します。
通常、片方の耳ごとに行います。検査の時は、なんとなく聞こえたかな?という自分自身が一番小さい音が聞こえた所で合図をしてもらいます。この検査は、医師が聴覚の問題の重大度と特定の性質を判断するのに役立ちます。これまでの自覚的な症状、外科的な状況、およびオージオグラムの結果に応じて、追加の検査が行われる場合があります。
また、オージオメーターでは、言葉の聴こえ方の測定も行えます。
様々な検査を行い、難聴の原因が中耳、内耳、またはその両方にあるかどうかを医師が診断を行っていきます。
このオージオメーターは、私たち補聴器専門店も補聴器を適合する際に使用します。
お客様の聴こえに合わせて、補聴器の出力の設定などを決める際に使用するためです。
自覚検査、あるいは他覚検査を組み合わせ、難聴の診断を行い、治療が出来るのか、補聴器装用となるのか、決定されます。
そのためには、難聴の早期発見と補聴器の早期装用、ケアが必要ですので、ご本人、ご家族の方も少しでも聴こえに違和感を感じたら、診察を受ける事をおすすめいたします。
無料のオンライン簡易テスト
当サイトでは、オンライン簡易テストをご用意しています。
完了するのにわずか5分しかかかりません。
結果が難聴を示している場合は、お早めに耳鼻科の受診をおすすめいたします。