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6月6日は『補聴器の日』

6月6日は補聴器の日です。

当豆知識のページでも『耳の日』の時に、『補聴器の日』というものもあると触れました。

『耳の日』は、語呂合わせで33で耳というもので制定されました。

さて、補聴器の日とは、1999年に補聴器販売店の団体「日本補聴器販売店協会」と補聴器メーカーの団体「日本補聴器工業会」が「補聴器」という言葉をもっと一般の人々に知ってもらい、馴染んでもらいたいという思いから制定した記念日です。

「6」を2つ向かい合わせにすると、両耳の穴のような形に見えることが由来とされています。

また、聞こえの弱った耳に、補聴器という聞こえを補うもう一つの耳を付けることから、

3月3日(語呂合わせで耳の日)×2=6月6日と

いう意味も込められています。下の可愛いゾウさんは、補聴器の日のマスコット「ロロくん」6の頭文字からとった名前です。

最近では、きこえを補うデバイスを色々な所で手に入れることが出来ます。

皆様は、『補聴器』と『集音器』の違いが分かりますでしょうか?

テレビショッピング等で販売されているものは、基本的に『集音器』と呼ばれるものです。

『補聴器の日』ですので、改めて、補聴器について、解説したいと思います。

まず、『補聴器』というものの概念があります。

【補聴器とは、聴覚障害者の聞き取りを補助する補装具である。マイクロホン、アンプ、レシーバーから構成され、交換用の補聴器専用空気電池やリチウムイオンバッテリーが電源である。

また単に音を増幅する単純な音処理ではなく、聴力に合わせた調整が必要で、耳に障害を与えかねないほどの強過ぎる音を出力しないようにする出力制限装置を備えていなければならない。

聴覚障害の程度を決めるためには、聴力検査(測定)が必須であり、純音検査と語音検査のどちらも重要になる。】

とあります。

日本においては厚生労働省の医薬品、医薬部外品、化粧品及び医療機器の製造販売後安全管理の基準に関する省令、米国においてはFDAの規制をうけ、それ以外のものは、日本においては補聴器、米国においてはHearing aidと称することはできない。

一方、『集音器』は、【音声を拡大増幅する装置】というものになります。

国語辞典によれば、補聴器を使うほどではないが、音声を聞き取りにくいと感じる人が聴力を補うために用いる、音声を拡大増幅する装置と記載されています。

 

購入費用が、違う2つの機械ですが、装着する方の聴力に合わせて、大きな音でも耳を傷めずに使用できるものは補聴器です。

集音器は、インターネットや通販などで、購入しやすい反面、聞こえの程度が軽い方向けしか販売はありません。

集音器本来の目的が違うことや薬事法に定められた効果や安全性の基準に基づき製造されたものではないため、本質的に補聴器とは異なります。

聞こえの具合といっても、単純に音が小さく聞こえるだけでなく、人間の聴力は音色の高さにも影響します。

音の強さだけでなく、音の周波数によっても、聞こえる音、聞こえにくくなってしまった音が、個人個人で違います。

お客様一人一人の聴こえに合わせた、サポートが出来るものが『補聴器』です。

また、補聴器は、再調整出来るようにもなっており、聞こえの度合いが変わっても調整で、音の増幅値を合わせなおすことも可能です。

それと、機械である以上、メンテナンスが必要となるのも事実です。補聴器をご使用になられている方も3カ月に一度はお店でメンテナンスを受けましょう。

聞こえは、コミニケーションにとって、重要です。

会話が聞こえづらく感じたら、まずは、ご自身の聴力がどのようなものか、耳鼻科で検査を受けてみましょう。

その上で、一度、補聴器店へご相談ください。

補聴器の細かな調整や対面販売によるカウンセリングなどは「聞こえ」に、とても重要な要素です。

その価値を理解し、正しい選択をして頂ければ幸いです。