補聴器はいつからあるのでしょうか。
始まりは17世紀中盤頃と言われています。
はじめての増幅器は、ドイツ出身の天才、アタナシウス・キルヒャーという人物が発明しました。
このキルヒャーは、音声増幅器として使用できる放物線状のホーンを設計しました。
当時はまだ、電機式ではない時代、18世紀代はこのようなタイプが主流であったようです。
それでも、一般の方が手に入れることの出来ないものでした。
その後、18世紀後半には音楽家のベートーヴェンが難聴になり、トランペット型補聴器を使用していたということはご存じでしたでしょうか?
Realie: mittelgroßes Hörrohr Beethovens |
ベートーヴェンは、20代で難聴になり、30歳になる頃にはほとんど耳が聞こえない状態となり、40代ではまったく音が聞こえない状態で口述筆記による作曲を行っていました。 音楽家にとって、聞こえにくいのは、とても大変だったと思います。まだ、聴覚が残っていた時は、会話はこのトランペット型補聴器を使用して会話をしていました。 |
では、どのようにピアノの音を聞いていたのでしょうか?
ベートーヴェンは、ピアノの音を、骨伝導で聞いていたと言われています。
「音をきく」というのは、主に二つの方法でヒトは聞いています。
「気導」と「骨導」です。
口にくわえた指揮棒をピアノに接触させて歯で振動を感じ取り、聞こえていた記憶と知識をフル動員して音符に変換させていたと残っています。
さて、19世紀に入り、補聴器の歴史に大きな革命が起きました。
アメリカのグラハム・ベルの登場です。ご存じのように、ベルは、電話を発明しました。
ベルの母親と妻が難聴者だったこともあり、電話の技術を補聴器に応用し、19世紀末、電気信号で音を増幅する補聴器を作りました。
非常に画期的な技術でしたが、当時は音を電気信号に変換するために、かなり大きな部品が必要で携帯するには向いていませんでした。
補聴器メーカーは、その技術を進化させ、20世紀初頭に、真空管補聴器全盛期となります。
お弁当箱のような大きさでした。
20世紀になると、補聴器も猛スピードで進化していきます。
お客様の中には、世の中の色んなものが、急激に便利になっていったことを覚えているのではないでしょうか。
20世紀中盤(1950年代・昭和25年頃)に入ると、真空管アンプに変わり、トランジスタを使用した比較的小型の補聴器が開発されるようになり、携帯が可能なポケット型補聴器が生まれました。
そして、1960年、ようやく、耳の中に装着する、耳あな式補聴器が誕生しました。
ようやく、音声処理はアナログかデジタルかという時代。耳あな式も決まった形でした。
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さらに、開発が進み、耳あな型も耳かけ型も当時は着けていることがはっきり分かるサイズでしたが、内部のICチップの革新により小型化がさらに加速していきます。
90年代になると、耳の中に完全に収まるタイプが発表されます。
そして、21世紀になり、2010年、業界初のInvisible-In-The-Canal (IIC)補聴器SoundLens(日本名:オトレンズ)がスターキーより登場します。 シェルの3次元設計技術と極小内部パーツの組み合わせにより、補聴器を耳道の第2カーブにまで挿入できるようになりました。 |
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そして、現在の補聴器は、スマートフォンの誕生により、Bluetooth接続やアプリを通して、補聴器がただ会話を聞くだけの道具ではなく、様々なアクセサリーと連動し、多目的デバイスとしてスターキーが進化させました。
このように補聴器の歴史、性能は革新されています。
しかしながら、『より快適に、もっと人生を楽しくするため』に、補聴器の性能が進化しても、定期的なアップデート・メンテナンスは欠かせません。
「きこえに新しい価値観を」
補聴器の性能革新だけでなく、池田補聴器もさらなる向上を行っております。
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