補聴器は両耳装用が重要です!!
補聴器普及先進国であるアメリカと比べて、日本のお客様の補聴器満足度のが低い要因の一つが両耳装用率の低さにあるのではないかと言われています。
両耳装用率
アメリカ 72%
日本 46%
補聴器の満足度
アメリカ 81%
日本 39%
片耳にするか、両耳にするか、コストの面で大きく違いますが、両耳に装用することで享受出来るメリットは、コストよりも、とても大きいものと私たちは考えます。
両耳装用の効果・メリット
左右の耳に補聴器を装用すると次のような違いがあります。
①会話が理解しやすい
聞こえている音を選別しやすくなるので、会話に集中しやすくなります。
②音の方向感が向上
2つの補聴器を左右に装用すると、「音がどこから聞こえてくるのか」をより正確に把握することができます。
たくさんの人がいる場面や周りに車がいる場合に役立ちます。
③音の区別
1台の補聴器でももちろん役立ちます。
しかし、片耳装用では、様々なノイズと言葉(会話音)を間違えてしまう可能性があります。
両耳装用なら、音をより明確に区別することができます。
④可聴範囲の拡大
両耳装用の場合、片耳装用と比べると、可聴範囲(聞こえる音の発生源からの距離)を4倍にも広げることができます。
⑤優れた音質
2つのスピーカーによって、より滑らかで、メリハリのある、左右バランスの取れたステレオサウンドのように、両耳装用は聞こえてくる全ての音質を向上させます。
⑥補聴器満足度の向上
両耳に装用している人の方が、片耳だけに装用している人よりも、補聴器の満足が高いことが報告されています。
より自然な「きこえ」を実感するためには
はっきりとした視界、視野、奥行きなどを知覚するには、片目よりも両目の方が圧倒的に良くなります。
「きこえ」にも同じことが言えます。
両耳で聞くと、より豊かでバランスの取れた「きこえ」を得ることができます。
左右で聴力に差があったとしても、2つの補聴器により両耳装用を検討することは重要です。
最新の科学技術の進歩によって、補聴器の中には左右の補聴器が情報伝達し、連動する機能(両耳間通信機能)が搭載されているものもあります。
お一人お一人のお客様の身体機能の状態や生活環境などに合わせ、最適な補聴器ライフをご提案いたしますので、お気軽にご相談下さいませ。