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コラム『池田補聴器のこだわり』①

 

補聴器は安い買い物ではありません。

 

初めて補聴器を購入されるお客様には一般的に試聴してから、これなら活用していけることを十分にご納得いただいてからのご購入を補聴器業界では推奨しています。

ただし試聴の仕組みについては補聴器販売店各社バラバラです。

一定期間無料、一週間○○円、二週間○○円徴収される、若しくは購入が決まった際には試聴レンタル料金を購入金額から差し引く、など様々です。

お客様にとって一番良いのは、もちろん無料でお試しいただくことだと思います。

そのため池田補聴器では無料にて補聴器のお試しいただける期間を設けています。

特に池田補聴器と他社との違いは、条件はございますが、すべての補聴器をお試しいただけることです。 

一般的に補聴器の試聴を行う際には、耳掛け型の補聴器、いわゆる既成品の補聴器で、使用される方の耳の穴の大きさに合わせて耳栓を取り替えてお試しいただくことが多いです。

それでも十分に補聴器の効果を実感していただくことはできますが、前述の耳掛け型の補聴器と耳穴型の補聴器は使用した際の装用感やきこえ方が違います。

それが後ほどご説明をしますが、満足度の向上につながっていないことも考えられます。

池田補聴器では多くのお客様が耳穴型の補聴器をご購入いただいています。

業界の平均と比較してかなり高い比率ですが、それは耳掛け型の補聴器とオーダーメイドの補聴器の差をしっかりと理解していただいてからご購入いただいているからです。

オーダーメイド型の補聴器は音のとらえ方が自然で方向感が得やすいメリットがりますが、耳掛け型の補聴器に比べると閉塞感がつきものですが、試さずに購入された方、そこを理解せずに他店にて購入してしまったために後悔されているケースも多いのが現状です。

耳穴型オーダーメイド補聴器のメリット、デメリットをしっかりとご理解いただくためには、やはり試聴期間が大事です。

 

補聴器試聴のコスト

ではなぜ他の販売店では弊社が行っているオーダーメイド型の補聴器の試聴サービスが基本的に無いのか?が気になると思います。

答えはコスト(経費)です。

このコストには、もちろん補聴器の原価も含まれますが、手間や人件費などの人的コストも含まれます。

池田補聴器でオーダーメイドの補聴器を試していただく際には、基本的にお客様の耳に合わせたものをグループ会社・スターキーに依頼、作成しお客様にお渡しします。

状況によっては両耳でハイエンドのもので140万円の補聴器を試聴のためだけに作成します。

試聴期間、そのオーダーメイドで作成された補聴器をお試しいただき、ご納得いただけない場合はメーカーに返品いたします。

返品された補聴器はもちろんスクラップになります。

内部の部品は再利用、もしくはスターキー社が行っている寄付活動に使用される等、直接補聴器自体が使い回されるということはありません。

ご購入に至らない場合、補聴器自体(部品、メーカーの製造コスト)が無駄になってしまうので、率先してオーダーメイド補聴器をお試しいただける販売店は少ないと思われます。

池田補聴器のメーカー直営販売店だからこそできる強みです。 

しかし、実際に販売店の一番負担になる事とは、この商品自体のコストよりも販売店側の人的コストです。

オーダーメイド補聴器を作成するにあたり一番大変なことが、耳の形をとる『印象採取』と呼ばれる作業です。

専用の注射器のような器具で印象採取専用シリコンを使用してお客様の耳の形をとる作業ですが、かなりの注意と労力を必要とする作業です。トレーニングも必要になります。

一般的にはお金をいただいて行う作業ですが、池田補聴器ではこの料金もいただかずに試聴を行うことが出来ます。

(※補聴器の購入を前提としていないお客様の印象採取は片耳税抜き5千円を頂戴しています。)

メガネ等をメイン商材として販売している兼業店を含む、多くの販売店ではそもそも、この耳型採取を行えない場合もございます。

そのため印象採取の必要のない耳掛け型の補聴器をメインにしている販売店が多いこと、一般的な耳掛け型補聴器の比率が高くなっているのは、この印象採取の手間も要因になっていると考えられます。

 池田補聴器ではもともと耳穴型の補聴器の比率が高かったのですが、2020年以降、新型コロナウイルスの影響でマスクをつけているため、耳掛け型補聴器は使い辛いという理由で耳穴型補聴器の販売比率がますます上がっております。

実際にマスクの取り外しの際に耳掛け型の補聴器をなくされたお客様も多数いらっしゃいます。

その買い替えの際にはまず耳穴型の補聴器を試されて、それまでの耳掛け型の補聴器とのきこえの差を許容された場合はかなり高い比率で買い替えをされている現状です。

しかし業界の耳穴型補聴器の販売比率がそこまで上がっていないのは・・・ 

もちろん耳掛け型補聴器を好まれている方には耳掛け型の補聴器の試聴もしっかりとご対応させていただいております。

また、米国からの指導のもと、試聴期間中のサポート(1日後電話サポート・1週間フォローアップ等)もしっかりと行っており、試聴中のフォローアップや中間での機種の切り替えなども必要に応じて行っております。

(※この1日後の確認、1週間後の確認を行っていない販売店が多く、試聴期間中に補聴器を正しく試聴できておらず、購入を断念されているケースが多いです)

是非信頼のおける販売店にて補聴器をご購入いただけることを切に願っております。

コラム『池田補聴器のこだわり』② もぜひご覧ください。